Concept
この住宅は、住むことにこだわりのある方のために、
長持ちする家とは? というテーマで考えられたもので
す。 日々の暮らしの中で、隣の家を窓越しに見てくだ
さい。自分の家を見てい る気持ちになりませんか?
家はそこに住む人個人個人のライフスタイルに合せ
てつくられるべきです。長持ちする家とは材料のことだけではなく、そこに気持ちよく住むことができ、安らげ、長く暮らしたいと思える場所でなければなりません。
もちろん、長持ちするということは、木材の短所である
湿気や屋根の重さによる反りなどを防止する対策が必要です。
この住宅では、通風や空間のフレキシビリティー(自由度)を持たせるために、屋根を軽く単純な平面構成にし、非常にシンプルなデザインを採用しています。また、リビングは吹抜けとし、柱を配置せず、南側に大きく開口をとることにより、実際よりもとても広く感じることができます。
また、住宅とは数十年と長い付き合いとなるのが当たり前です。今はアジア風、洋風などがもてはやされていても、月日がたち子供たちが巣立つころには、それも気恥ずかしいものとなっているかもしれません。そういった時代の変化い対応できるよう、外観、内観、はスッキリとした無駄のないものとし、間仕切りを減らし、後から個々によって変化をつけられるよう柱を配置しました。
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配置計画
道路側に駐車場・庭を計画し空間を確保する。
道路との境界は植栽等の生垣で目隠しを行う。
建物は、南側に大きく開口をとり、この建物への
ほとんどの光をここからとりいれるようにした。
外構計画
駐車場から二通りのアプローチを設け、デッキに
通じる段をつくることで外と内をつなぎ、行き来し
やすくした。
平面計画
1階は廊下を無くし,全てをリビングを通ることで
つないだ。2階はできるだけ建具をなくし中央に
空間をつくることでプライバシーを守ることにし
た。
立面計画
南面に多く、そして大きな開口をつくり、ここから
全ての部屋へ明りを投げかけられるようにした。
コストの合理化
ただ安い家をつくることもコスト合理化の一つだ
が、例えば安くで車を買ってもすぐに故障し、そ
の修理にお金がかかれば結局は同じなので、こ
の建物の場合「安く長持ち=コストの合理化」を
念頭に考えた。
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